私、不妊治療辞めました

低AMH高FSHの私の治療記録

クリニック転院します。

皆様お久しぶりです😊関東は梅雨入りしたみたいですね。

ブログをあげていなかったここ数週間パート探しに夢中になっていたのですが、

ネットでの応募って、いつ頃連絡がくるもんなんでしょう?

 

数社応募して、自動返信の『承りました、こちらからご連絡いたします』的な返信来てからはや三日。週末まで連絡無かったらこっちから電話しちゃおうかな。

 

さて、初めての体外受精が失敗に終わってから、次回に向けて私達が行ったことは

 

① 12時までには布団に入る。

 

② 夕飯のみ糖質制限(主食無しおかずのみのなんちゃってルール)

 

③ 夫漢方を飲む。

 

④ 30分~1時間程度のウォーキング。

 

この時はサプリメントなどは飲んでいませんでした。

そして満を持して生理三日目のホルモン検査に臨んだのですが、結果は✖。

FSHが高すぎて、排卵刺激ができませんでした…。

 

その次の月に2回目の採卵で、三つの卵子をGETするも、またもや培養三日目で

全ての卵の成長が停止。

 

ならば三回目頑張ってこ!てことで、意気揚々とホルモン検査受けたらまた、、✖。この後約半年近くホルモン値下がらず、3回目の体外受精を受けるころには初めて体外受精をしてから2回目の誕生日を迎えていました。

 

3回目の採卵では採れた卵子は2つ。一つは未成熟卵で、結局受精した卵は一つ。

今回も8分割。3日目で成長が止まってしまっていました。

 

さて、どうするか。この時私の頭には転院の二文字がちらついていました。

この2年近く頑張ってきたけど…まず、とれる卵子の絶対数が私は少ない。

それに加えて3日目までしか育たないから、移植ができない。

このクリニックでは、胚盤胞移植推奨(この当時胚盤胞移植のみと言われていました)

ほぼ他の移植方法は選択できませんでした。

 

のちにネットで調べてみると、私が住んでいる地域に不妊治療を専門でやっているクリニックが大きく分けて3タイプあって、その中の一つのクリニックが、新鮮胚移植や3日目胚移植を選択できるクリニックでした。

 

このクリニックだったら、私でも移植ができるかもしれない。

 

ここは悩みどころでした。もしかしたら、次回の採卵で、胚盤胞になる卵があるかもしれない。

でも、このまま何年も採卵だけし続けて最後には卵すらとれなくなるかもしれない。

 

全部、もしもの話。でもやれることはやりたかったし、もしダメだったとしても自分が納得いく方法を選択したい。

 

夫に話すと、一も二もなく頷きました。

 

そうとなれば転院準備です😆次回は転院のあれやこれやをお話しします。

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました!

 

 

 

 

 

何とかなると笑っていたのは怖かったから

さて、一度目の体外受精は残念ながらうまくいきませんでしたが、まだ一回目。一発合格は無理でしたが、まだまだこれから。私達夫婦はこの時かなり燃えていました。

 

まずは情報収集だ!と思いとにかく検索🤔

 

体外受精前ももちろん検索はしていましたが、その時私が見ていたのは、

『どの位痛いのか』『金額は』『何回位で成功したか』『低AMH高FSHでも妊娠した』などをブログやまとめなどでザッピングするような感じだったので、

子供を作るのに必要な栄養とか、どんな風な生活をしたらより効果が高まるのか?とかはまあ、ほぼ全スルーだったのです…

 

そしてそういう情報の自分にとって都合のいいところを無意識につなぎ合わせて、きっと成功すると思っていたところもあります。そう思わないと不安というか怖かったから。

初期不妊治療(タイミング法など)を始めた頃から、【自分のせいで子供ができない。夫も私じゃない人と結婚していればあっという間に子供を持てただろう。】

という気持ちがありました。そしてステップアップするごとにその気持ちは大きくなりました。

 

もしかしたら、私は生涯子供を持てないかもしれない。私の人生に夫を巻き込んでしまった。どうしよう…どうしよう体外受精までして出来なかったら。

 

タイミング法で生理がくる度、卵子が育たず人工授精予定が変更になる度怖くてつらくて不安でした。だから、体外受精は私にとって最後の砦でした。これがダメならいずれ子供を持つことはあきらめなければならなくなります。

 

卵が育たなかったことはかなりの大ダメージでしたが、逆にもうこの治療方法でしかこれからは戦えないのだし、この体外受精という武器(方法)をどう利用していくか考えなければならない。と、いい意味でこの時に吹っ切れたと思います。

 

そこで、まずはたくさんの不妊治療体験談ブログを読み漁ることにしました。

すると、年齢や不妊原因関係なく、今、この時治療をしている方がものすごくたくさんいたことに驚きました。

皆さんは、こんなふうに気持ちを切り替えているよ。妊娠しやすい体になれるようにこんな事してるよ。など様々なことを発信していました。

 

読み進むうちに、あー私病院任せで、こういう努力全然してこなかったな。って

恥ずかしくて悔しくなりました。

そんで、私自身もまだ頑張れる余白あるじゃん。って希望をもらえたんです。

 

自分でできる体質改善してみて、運動も、食事改善もしてみていろいろやってみて

これでダメならしゃーないって思えるまでやってみよう。

そうしたら、もしできなくても、あきらめはつくかもしれない。授かったら儲けもの!

 

そうして次の日からなんちゃって糖質制限をはじめて早々に挫折したのは私です(笑)

やはり毎日続けられる範囲でないとダメでした😅

この頃始めたウォーキングは距離は短くなりましたが今でも続いています。

 

久しぶりで長くなってしまったので、今日はこのあたりで😉

 

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました!

 

制限なしのGW (閑話)

皆様お久しぶりです。前回のアップから二週間近くあいてしまった😥

 

久しぶりの何の制限も無かったGW皆さんは楽しく過ごせましたでしょうか?

私は二年ぶりの野球観戦へ横浜に行ってまいりました😆

久々のスタジアムで選手たちの躍動する姿を見て、もうめっちゃめちゃ元気と勇気もらいました😊

 

今年に入ってから長期出張連発で月の半分以上は家にいない夫もGWは久々の10連休。

夫婦水入らずで楽しいお休みを過ごし、GWを終えてまた長期出張に出かけていきました。

 

 

しかしお休み中は外食も多くなるし、お家でダラダラ過ごすことも多くなるので

このGW期間だけでで二キロ近く太った私です🍔

また地道に運動しなければ…

 

 

培養液の中で…

桜が散って新緑の季節となりましたね😊こちらは今日も雨です。

先週半ばからスッキリ晴れることが無く、今週の予報も軒並み雨。

春の長雨(菜種梅雨)の期間がずるずると伸びて、そのまま梅雨入りしてしまいそう。

 

さて、前回の続き始まります!

 

 

受精確認してから五日目。また培養室に電話します…。

 

私「もしもし、患者番号○○○○○、{私氏名}ですが受精卵の結果を聞きに連絡しました。」

 

培養士「はい。患者番号○○○○○、{私氏名}様ですね、確認いたしますので少々お待ちください」

 

「~♪~♪~♪」電話の保留音。

 

 この待っている時間、本当に苦手😥期待と不安が入り混じって、叫びだしそうになる。 何回電話しても慣れませんでした。

 

培養士「…お待たせいたしました。{私氏名}様、今回お預かりした受精卵なのですが、

2つとも3日目8分割まで成長したのですが、残念ながらそこで成長が止まってしまい…培養中止となりました。」

 

私「…あ…はい、わかりました。ありがとうございました」

 

培養士「何か聞きたいことはありますか?何でもおっしゃってください。」

 

私「いえ、あの、大丈夫です。ありがとうございました。」

 

胚盤胞にはなりませんでした。

 

電話を切った後、

 

一つくらいはなってくれるんじゃないかな?とか思ってた。

全滅でもしょうがない。最初から上手くはいかないよ。

何か原因があったのかな?あったとしたら何だったんだろう、あ、それ培養士さんに聞けばよかったとか。

電話切るまでに我慢できて良かったなーとか思いながら泣きました。

 

期待してないよ、最初から上手くいくはずないって思いながらめちゃめちゃ期待してたみたい。

 

基本的に不妊治療のことは一回目の時点では親や友人には言っていなかったので

「どうだった?」と聞かれることが無かったのは幸いでした。

聞かれても明るく答える自信も無かったしね😅

その後友人や親には伝えたのですが、親には言わなければ良かったなと今は思います。

また、親とのことは、今日とは別に記事にしようと思います。

 

なので、今回の件を知っているのは夫だけ。

ひとしきり泣いて落ち着いたら、夫に連絡しました。

 

夫からはねぎらいの言葉と、私の気持ちへの共感と、帰ったら話そう。という旨の返信が来ました。

連絡してすぐに返信が来たので、夫もきっと今日の結果気になってしょうがなかったんだろうな…と思ってまた泣きました。

 

夫はその日残業せず帰ってきました。

手にはコンビニスイーツが入った袋をぶら下げて(笑)

 

こういう人だから私は今日まで不妊治療を続けてこれたのだと思います。

 

私達の挑戦はまだまだ続きます😆

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

胚盤胞って何?

前回私は採卵して、2つの受精卵ができました。

受精した卵子をお腹にもどすのはいくつか方法があります。

 

移植の方法だけで言うと、

  • 新鮮胚移植・・採卵をした同じ周期に胚移植をする方法。3日目まで培養した胚、もしくは胚盤胞(着床する一歩手前の胚)を移植する。
  • 凍結胚移植・・受精卵を凍結して、体調を整え移植周期に解凍、移植する方法。受精卵凍結の卵子は新鮮胚と同じく3日目胚もしくは胚盤胞凍結となる。

と、大まかに分けて2つの方法があります。

 

私が初めて体外受精を行ったこのクリニックでは、採卵後胚盤胞まで培養し、凍結。ホルモン調整をしつつしかるべき時の移植周期にて移植。という流れでした。基本3日目胚凍結や、新鮮胚移植は行わないクリニックでした。それは説明会の時にもカウンセリングの時にも聞いていて納得して治療を受けていました。

 

さて、その胚盤胞になる為には採卵後培養液の中で約5日~6日頑張って成長してもらわないといけません。

まずは受精。これはクリアできましたが、ここからが大変。

お話しした通り、私の体的に排卵刺激しても卵子の数は少なく、また、刺激できる体の状態にするのに時間がかかるので、採れる卵子の数が少ない分、多くとれて、より多く受精した方に比べると可能性はかなり低くなります。

単純計算でいくと受精した卵子が多い方が確率的には胚盤胞になる卵子が出てくる可能性が高くなります。

 

さて、そんな憧れ(?)の胚盤胞になるには、どのような過程でなっていくのか

ざっくりとお伝えします。

 

私に絵心があれば、受精卵から胚盤胞までよりわかりやすく図解してお伝えできるのですが…

芸術的才能がゼロなので😓つたない文章ですがご容赦くださいませよ。

 

採卵の翌日をDay1とします。

 

Day1・・皆さん、鶏の卵を思い浮かべてください。白身があって、真ん中に黄身がありますね。これを受精していない採れたての卵子と見立てます。白身のところを「透明帯」、黄身の部分を「第一極体」を含む卵子の中身としましょう。

 

受精すると、第一極体は無くなり、真ん中の黄身が二つになります。この二つになった黄身の部分を「前核」といいます。この前核が現れるのが正常に受精したサインとなります。

※異常受精・前核が一つ、又は三つ以上出現する。

 未受精・前核が出現しない。

 透明帯・卵子を覆っている膜

 第一極体・透明帯に包まれた丸い細胞の上についている小さく丸いポッチの部分。

 

Day2・・細胞分裂が始まります。4細胞に分割。

 

Day3・・8細胞に分割。

 

Day4・・桑実胚となる。きれいに分裂を続け、バラバラだった細胞の密着がはじまり細胞の塊になっていきます。

 

Day5~6・・ここまでくると、胚の内部には、胞胚腔という腔ができ、将来胎盤になる部分や、将来胎児になる部分が出来上がってきます。この状態を胚盤胞といいます。

 

これから着床する寸前の人となる情報、栄養を持った状態の赤ちゃんの種。

それが胚盤胞だと私は思っています。

 

 

さて、はたして私達の受精卵は…次回に続きます😊

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

そして採卵数は…

採卵が終わると、先ほどと同じ待合室に通されます。

 

こちらのクリニックでは、採卵後お菓子が頂けます😊

採卵後待合室のベッドで40分~1時間ほど休ませていただくのですが、お休み時間が終わって外来待合に移るときに看護師さんがお菓子を持ってきてくれます。

五種類くらいのなかから選べて、私はいつもチッ〇スターを選んでました。(何故か採卵後はいつもしょっぱいものが食べたかった)

 

外来待合に通された後は、止血のために詰め込まれたガーゼを先生に取ってもらうために内診室へ。ここで特に体調に問題が無ければそのまま診察室に通されます。

 

診察室では今日の採卵の結果を伝えられます。

今回は、無事当初の予定通り三つの卵子が取れました!

 

受精が成功したかどうかは、二日後の決まった時間に培養室に電話で確認するシステムということだったので(クリニックが次の日休みだったので、本来なら採卵した次の日に確認。)今日の採卵と診察はとりあえず終了。

 

抗生物質ホルモン剤をいただいて病院を後にしました。

 

めちゃくちゃお腹すいてるけど(ポテチは食べたけどね)、ずーっと生理痛みたいな重い痛みがあったので、どこかで食事していく元気もなく…お昼は私リクエストでマック。

 

私の卵、無事に受精していますように…と祈りながら久しぶりのマックをかみしめたのでした🍟

 

 

※受精・・採卵した卵子精子をふりかける。ふりかけ受精とも呼ばれる。

 精子は人工授精の時と同様洗浄・濃縮されている。

 

※授精確認・・このクリニックでは電話確認でしたが、他2院ではメール確認でした。

 クリニックから送る専用のメールで送られてくる感じ。

 クリニックによって違うとは思いますが、今はメールが主流なのかな?

 

そして2日後…

 

ドキドキしながら電話をすると…「無事2つ受精しました」とのこと。

あー3つ全部はダメだったかぁと思った次の瞬間「もう1つは未成熟卵でした。受精はしてくれたのですが、成長がみられず。残念でした。」と。

私が「でも受精はしてくれたんですね?」と確認すると、

基本いくつかの卵子があったら、その一番成長している卵子に合わせて採卵を行うので、どうしても未成熟な卵子はあるのだけれど、その場合は成熟培養をします。

そして成熟が完了すると、成熟状態で採れた卵子のように発育していく可能性があるそうです。

 

私の場合、成熟培養には成功したが、その後受精までしたあと、成長が止まった。

ということらしい。

 

それは残念なことだったけど、でももし今後未成熟な卵子があったとしても成長するチャンスがある。というのは私にとって嬉しい衝撃でした。

 

 

今回受精できた「たまご」はふたつ。

次に培養室に連絡するのは4日後。

無事に胚盤胞になってくれるのを願います。

 

 

今日も最後まで読んでくれてありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

採卵…いよいよ手術室へ

それでは、前回の続き。採卵手術レポ😊 始まります!

 

 

手術室の重そうなドアが開くと、数名の看護師さんと、何か、思ってたのと違う手術ベッド…?

看護師さんに促されてそのまま仰向けに。

流れるような動作でM字開脚、痛みやパニックで足が動かないように足固定。

いや、これ結構怖かったです。

 

婦人科で内診をされたことがある方はご存じかと思いますが、

内診の時って電動のリクライニングソファで、先生と自分の間にカーテンがあるんです。

足も固定されませんし、柔らかい光の照明で…。

 

人工授精の時は内診室でそのまま行っていたので、採卵用の部屋での施術だといっても

そんなに雰囲気は変わらないでしょう。と思っていたんです。

 

 

でも、コレ、何。

足がっちり固定され、見上げる天井にはテレビでしか見たことない手術用のライト。

心電図?脈拍を測る機会をつけられて…高まる緊張感で熱くもないのに汗だく。

 

看護師さんが機械や拘束をつけながら色々説明してくれていたのですが、ほとんど聞いてなかった。

 

私の下ごしらえ(準備)😅が終わると、先生の登場です。

間違いのないように、自分の名前と年齢、生年月日を伝えるといよいよ採卵スタート。

 

まず、膣内に器具を挿入し、針で刺して卵子を吸い取るため、器具はもちろん膣内の消毒もしなくてはなりません。

そしてね、これが、思った以上に痛かった。

 

先生「はい、ではまず消毒していきます。しっかり隅々まで行って行きますので、少し痛みがあるかもしれません。」

 

私「はい」 ズッ(なんか大きな綿感あるものが入った?)瞬間、

 

心の声『いってえええええええええええええええ!!!しかもわりと消毒時間長い』

『心の中でまだ終わらないのかな…って考える時間あるくらいには長いよコレ』

 

先生「はーい、ではここから採卵にはいっていきます。ゆっくり深呼吸しながらリラックスしていてくださいね~」

 

私「…はい(泣)」すでに満身創痍です🙄

 

ゆっくりと深呼吸をするも、やっぱり怖くてブルブル震えていたら、看護師さんがぎゅっと手をにぎってくれて。

看護師さん「怖いですよね。痛かったらすぐ教えてください。私の手握りつぶしちゃっても良いですから。」

って言ってくれて…もうね、これが白衣の天使か!って。

 

採卵中ずーっと握らしてもらいました。

その看護師さんのおかげで、無事暴れることも気絶することもなく採卵を終えました。

 

採卵は 痛みだけで言うと消毒のほうが痛みが強かったんですけど…

 

卵巣に針を刺して卵子があるであろうところを探して、吸い出す作業なので

探している間生理痛のような痛みと吸い出す時なのか、チクチクするような痛みを感じました。

 

なにがつらかったのかというと、その痛みがいつ来るかわからないことと、いつ終わるのかわからないことです。

 

時間にしたら15分前後のことでも、とてつもなく長い時間に感じられました。

 

少し長くなってしまったので、続きは次回に。

 

今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊