私、不妊治療辞めました

低AMH高FSHの私の治療記録

採卵当日

私の住んでいる地域は年間を通して比較的温暖な気候ですが、流石に今日は四月にしては暖かすぎる…😅少し歩けば汗ばむほどです。

それでも、近くの桜の散り際を見に行こうと汗をふきふきウォーキング🌸

真っ青な空の下ハラハラ落ちる花びらはとても綺麗でした。

 

さて、それでは体外受精一番の大イベント!採卵のお話しに移っていきましょう。

 

採卵前日は、夜九時以降は飲食は禁止。採卵当日も少しの水以外は絶飲食です。

私は、緊張しすぎて食欲はほとんどなく、食べれない辛さよりも、未知の体験(主に痛み)の恐怖から中々寝付けませんでした。

 

当日は私含めて三人の方が採卵予定だそうで、私は二番目でした。

うぅ、一番最初が良かった…待っている時間が地獄すぎる😫

 

ここで、一連の流れを説明しますと、

 

            朝八時までに病院着

                ↓

              精子提出

                ↓

               採血

                ↓

         トイレを済ませ採卵専用の待合室へ

           (夫は外来待合室で待機)

 

ここのクリニックは無麻酔推奨で、不安な方には術前に座薬が処方されます。(ボルタレン座薬でした)

もちろん私は処方してもらいました。いくらか食い気味に「欲しいです!」って言ったので、先生はちょっと苦笑い😅

この座薬、自分で入れるんですけど、これがまた大変で…

やったことないのと、緊張でなかなかうまく入らず苦労しました。

 

なんとか座薬を入れたら、あとは自分の番までノーパン+手術着で待ちます。

準備をしてから看護師さんが呼びに来るまで時間にしたら10~15分位なんですけど、

待合室は手術室にすごく近いので、ドアが開くたび、ドキドキしてました。

 

そして一番目の方が終わって、となりの待合室にもどってきた気配がしたなと思ったら、

 

「りんさーん。ご準備大丈夫ですか?」

 

呼ばれた!え、もう?もう私の番?とテンパってベッドから慌てて降りようとして躓く

私。

 

「慌てなくてだいじょうぶですよ😊」

 

とにっこり笑って支えてくれた看護師さんと一緒に待合室を後にしたのでした。

 

 

 今日も最後まで目を通していただいてありがとうございました😄

      次回は採卵レポをお届けします💌

 

 

 

いよいよ体外受精…

今日は雨☂~。何となく雨というだけで気分もジメジメしがちな私です。

洗濯物も乾かないしね😅

 

さて、今回は初の体外受精に進んだお話です。

 

2回目の人工授精が不発だった後、二人で話し合いました。

昨今では特定不妊治療も保険適応となりましたが、私たちが治療を始めたころは

『全て自費で行う。治療費と所得に応じた助成金を受けられる』

という環境でしたので、まずは助成金を申請できる金額までは、やってみても良いのではないか?という結論になりました。

 

助成金制度などは、【只今治療中】 の方には需要はないと思いますが、体外受精の話が一通り終わったら、どのようなシステムだったかをお話ししようと思います。

 

さて、それでは初体外受精レポ。です😊

 

まず、生理3日目までにいつも通り採血をして、以前の記事でもあげたホルモン値を測定します。この時は…基準値クリア🤣ここがクリアできるとほんとに嬉しい。

 

そして5日目から クロミッド と言う排卵誘発剤を服用します。

 

服用を始めてから4~5日目辺りに内診で卵子の大きさを確認して、大体の採卵予定日を決めます。この時、何ミリ成長しているかは忘れてしまったのですが、

先生に「採卵できそうな卵胞が三つかな~うん。見えますね」と言われて、

思ったより数が多い!と一人でニヤニヤしてました😁

 誘発刺激しても一つも見えない人もいるので…なんて脅かされていたので、

私の卵巣、良い意味で期待を裏切ってくれました💓

 

 

採卵予定の2日前にもう一度診察と内診を受けます。

ここで最終的な卵子の大きさを測定して、ここの病院だと卵胞が18ミリ~21ミリほどの

大きさに成長していれば、排卵刺激を起こして、2日後に採卵となります。

私の卵子は、一番大きいもので19ミリに成長していたので、クリア。

無事に採卵決定です。

 

採卵2日前の採卵時間から逆算された決められた時間に、点鼻薬をします。これが排卵刺激となって採卵をするときに卵胞が組織からはがれやすく(吸い取りやすく)なります。

これは大事な工程のため、 絶対に忘れないでください! と念押しされました。

 

点鼻時間の10分前から点鼻薬をテーブルに置き、目の前で正座待機😑じっと待つ…

 

3・2・1

 

鼻をしっかりかんで、右→左→右にプッシュ 、完璧!

 

あとは採卵当日を待つばかりです😆

 

 

 

 

用語いろいろ

今日も天気が良く暖かい日なので、買い物に行く道すがら近所の桜並木をお花見。

先週末はまだちらほらだったのに、もう満開。桜は咲き始めたらあっという間ですね。

 

今日は治療のお話はお休みで、前回いくつか出た専門用語をまとめていきますね。

 

  • FSH (卵胞刺激ホルモン)下垂体から分泌されるホルモンで、卵巣に働きかけて卵胞の発育を促します。

 

  • E2 (エストラジオール)エストロゲンの一種です。卵胞から分泌されます。分泌量で卵胞の数というと語弊があるかもしれませんが、どのくらいの卵胞数があるかの指針になります。

 

  • LH (黄体形成ホルモン)下垂体から分泌されるホルモンで卵胞の成熟と排卵、黄体形成に関わります。FSHと協力して働き、排卵が近づくと大量の黄体化ホルモンを放出して排卵の直接の引き金となります。

 

  • シリンジ法  精子をシリンジで吸い取って膣内に注入する方法です。私は使用したことが無いですが、病院によってはシリンジを販売していました。ネットなどでも販売しています。

 

  • 人工授精とシリンジ法の違い  シリンジ法は精子をそのまま膣内に注入しますが、人口授精では良好な精子を選別、洗浄して膣内ではなく子宮内に注入します。なので、シリンジ法はあくまでタイミング治療の時のお助けアイテムと思った方がいいかな。と私は思います。

 

   その後4~7日ほどで生理に似た出血(消退出血といいます)が来たら三日以内に診察。そこでホルモン値が安定していれば不妊治療に進めます。

私はホルモン値が安定しなかったので、振り返ってみれば最初のクリニックではほぼ一年間カウフマンしてた時もありました🙄

 

 と、今回はこのくらいでしょうか。

自分が文章を読み進めるときに意味が分からないことがあると気になってしまうので、このような形でまとめていますが、あくまで私が今まで先生に聞いてメモしたり、自分で調べたり、資料を参考にしたものなので、

これを鵜吞みにするのではなく、参考程度に見ていただけたら幸いです😊

 

今日も最後まで目を通していただき、ありがとうございました💗

 

 

人工授精②

昨日の雨も止んでいいお天気。皆様こんにちは、りんです😀

 

さて、今日は人工授精のお話ですが、タイミング法や人工授精、体外受精などの不妊治療を行うとき必ず毎回血液検査をしますが、治療を進めるにあたって大事なホルモンが大きく3つあります。

 

FSH(卵胞刺激ホルモン)とE2(エストラジオール)とLH(黄体形成ホルモン)です。

生理3日目までに受診してその数値を測るのですが、治療に進むためには基準値があります。

 

生理2~5基準値

     FSH 3.5~12.5

     E2  20~85

     LH      1.5~8.0

となっています。となると…生理三日目FSH 29.6 E2 71.9のワタクシは、、

ハイ脱落~となりまして…ホルモン値を正常に戻す為、投薬治療をひと月受けることになりました。この投薬治療をカウフマン療法といいます。この治療も慣れるまでは大変でしたが、その話はまた次の機会に😅

 

さて、カウフマン療法を終え私のFSHは何とか基準値へ😉

生理三日目からクロミッドという排卵誘発剤を服用します。この病院ではクリニックの方針で排卵誘発は低刺激のみでした。

 

ちょっと昔過ぎて忘れてしまったのですが、卵胞確認の受診が2回程あり、2回目の時に血液検査と卵胞の大きさを見て、これは2.3日中に排卵が起こるだろうと先生が判断したら受診した夜に点鼻薬(成熟した卵胞を排卵させる薬)を使用します。

点鼻薬を使用した36~40時間後に排卵がおこるので、それに合せた時間に人工授精を行います。

 

人工授精の時は精子を濃縮選別し、きれいな?良い精子のみを子宮内に入れるのでタイミングの時や、シリンジ法などよりも妊娠率は高くなるそうです。

 

当日、夫の精子の状態も良く、私の卵子も21ミリと良く育ってくれていたので期待していたのですが、結果は…うん、ダメでした😅

それからまた一度カウフマンを挟み、もう一度人工授精チャレンジしましたが結果は

御覧の通りでした。

 

今回もいくつか専門用語が出たので、次回はその説明をする回にしようかなと思っています。

 

今日も最後まで目を通していただいてありがとうございます❤

 

 

 

 

人工授精

約2年の転勤を終え、帰ってきた私たち。2年の間自己タイミングをとってきましたが、何しろ私のホルモン値が安定していないせいか排卵検査薬に反応がないこともしばしばで、専門病院にかからずタイミングをとるのはかなり難しかったです。

 

帰ってすぐに以前もお世話になっている病院でカウンセリングをお願いしました。先生は以前からAMHの値を考えたら本来ならすぐにでもIVF(体外受精)に移行した方が良いが、うちの病院は一度ステップアップしたらもう以前やっていた治療には戻れないのでまずは順々に行ってみましょう。と言われていたので次は人工授精に進みたいと伝えたところ…

先生「初診に検査したAMHの値が0.3です。その時のりんさんの年齢の平均値は2.62、これを考えると何よりも早く体外受精に移行したほうが良いと思います。」

先生「初診から2年近く経っていますし、値はもっと下がっている可能性もあります。」

と畳みかけられ、すっかり人工授精をお願いするつもりだった私は大混乱😫

 

今思えば先生のいう通り体外受精に移行してしまえばよかったのですが、夫と相談して決めたことでもあったし、なにより自分の中で【そうはいってもやってみなければわからないじゃん。体外受精は最終手段】という気持ちの方が強くて。何とか頼み込み

先生「わかりました。人工授精は3回まで。それで授からなければ私共は体外受精をお勧めしますからね」

の言葉とともに何とか人工授精にチャレンジできることに一安心した私なのでした😅

 

  1. AMH(アンチミュラー管ホルモン)

このホルモンを調べることで卵巣の予備機能が分かります。女性は胎児の時に原子卵胞という形で最初に決まった数が作られるとその数はもう増えることはなく、成長に従って減っていきます。男性は射精後に新しい精子がその都度作られますが女性の卵胞は最初から数が決まっています。

 2.排卵検査薬

排卵日を計測できる検査薬。次の生理予定日の15~17日前から1日一回決まった時間に検査します。尿をかけるタイプと浸すタイプがあります。今は色々な製薬会社さんから出ていて、薬局で気軽にかえるようになりましたね。

私は量と安さでドクターズチョイスの排卵検査薬使ってました。

 

今日もざっくり説明ですが、あしからず😉

 

フーナーテスト結果

しばらくして患者番号を呼ばれます。最初は名前ではなく番号で呼ばれるのって違和感があってぼんやりしてると聞き逃したりして、いつでも診察券を確認できるように握りしめていたことを思い出します。

 

そうして診察室に通されると、大きな画面に私の子宮頚管内で撮られた映像がバーンと映し出されていました🙄

先生「りんさん、お疲れまでした。今日ね、検査を行ったんですけれどもこちらのビデオなんですが…」

りん「あ…これ動画なんですか?」

先生は言いにくそうに、

先生「そうです。写真に見えてしまうぐらい殆どの精子が動いてないんですね」

画面の端をズームしながらこちらと、こちらとなんて言いながら生きてる精子を見つけてくれたんだけど目視で数匹というところだった。

先生「この状態だと、今回せっかくタイミングを取っていただいたんですが妊娠率は低いと思います。」「ただ、男性はストレスがかかったり、普段の生活習慣などでも精液の数値は変わりやすいですし、前回の精液検査では問題が無かったのでご不安であれば男性用の漢方もお出しできます。」

夫「お願いします!」

さっきまで無言だった夫やっぱりショックだったよね…

りん「あの、先生私の頸管粘液のせいで精子が死んでしまったということではないんですか?」

先生「りんさんの方は今日は問題ありませんでした。先ほども申し上げましたが男性は繊細なところがありまして…夫さんだけでなくほとんどの方がちょっとしたことで数値が変動するんですよ。」「まずは漢方薬を飲んでみて、次の検査の時にもう一度精液検査をしてみてもいいかもしれないですね。」

りん・夫「わかりました。ありがとうございました。」

こうして初恥ずかし検査は終了しました。

夫はポーカーフェイスでしたが、やはり緊張と多少のショックがあったようです。

その日からきっちり漢方を飲んで、次の検査ではほぼ正常値に。この時期夫は仕事の忙しさもありましたが、期間限定の転勤も決まっていたのでかなりバタバタしていました。

 

その後3回ほどタイミングを行いましたがかすりもせず…タイムリミットとなり夫と共に転勤先へ。転勤先の近くには専門病院もなく転勤期間の約2年は自己タイミング法を行いましたがなんっにも起こらず。いよいよおしりに火がついたころ転勤先から戻ることになったのです。

 

 

精液検査とフーナーテスト

先日最後の助成金申請も終わり、これで全ての不妊治療に関わることが終わりました。ホッとしたような寂しいような不思議な気持ちです。2022年4月から条件はあるようですが不妊治療も保険適応となって不妊に悩まれている方を取り巻く環境も少しずつ変わってきているのだと感じますね。

願わくばこれから治療を始める方々、そして治療中の方の負担が少しでも楽になってほしいと思います。費用もかかりますが、身体的、心理的な負担もかなり大きな治療ですから…

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが今回は夫の精液検査のお話をしていこうと思います。

 

まず、精液検査当日までに2~3日の禁欲。(夫婦生活はもちろんマスターベーションも✕)ですが、しなさすぎも駄目。らしく3日前までは程よくお願いします。と言われました(笑)

精液検査では特に問題なく全ての項目平均前後で、夫は心底ホッとした顔をしていました。さてそうなると次はフーナーテストです。夫の精子と私の頸管粘液の相性やその日の精子の元気度などのチェックですね。

 

正直この時点では、夫の精子は問題ないし後は私の卵子がきちんと排卵すれば何とかなる!とかなりポジティブに考えられるようになっており、排卵日前後を狙っておけば1年も頑張ればART(高度生殖医療)しなくても授かれるのでは…なーんて思っちゃったわけです😅ことはそう簡単じゃないのにね🙄

フーナーテストの時も精液検査の時と同様の条件で検査の前日に夫婦生活をとり次の日に内診で確認します。正直言ってこの検査が不妊治療史上一番恥ずかしい検査だったかも💦だって、前日夫婦生活をしたって知ってる方に股開くわけですからね🕵️‍♀️

 

内診後待っている時間は結果がどうかってことよりも、恥ずかしいいいいしか考えてなかった気がします。

結果の話は長くなりそうなので、次回!